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🌏 新シリーズ『社長の選択。』 第五回 情で決めた選択、理屈で後悔した選択。

何かを決める時、
人はだいたいこの二択で迷います。

気持ちを優先するか。
筋を通すか。

その場では
「こっちが人として正しい気がする」
そう思って決めることもあります。

でも、時間が経ってから
ふと後悔する瞬間がある。

あれは、情で決めすぎたな。


■ 情は、人を動かす。でも判断を鈍らせる。

一緒に頑張ってきた人。
苦労を知っている人。
断りづらい人。

そういう相手ほど、
気持ちが先に立ちます。

「今回は目をつぶろう」
「もう少し様子を見よう」

その時は、
自分でも「やさしい判断」だと思っている。

でもあとから振り返ると、
現場がしんどくなっていたり、
別の誰かが我慢していたりする。

情は、人を思う気持ちだけど、
全体を見る目を狭くすることもある。


■ 理屈だけの判断も、長くは持たない。

逆に、
理屈だけで決めた選択もあります。

数字。
効率。
ルール。

全部正しい。
説明もできる。

でも、
どこかで引っかかる。

「本当に、これで良かったんかな」

理屈は、
判断を守ってくれます。
でも、
人の気持ちまでは支えてくれない。


■ 情と理屈は、どちらも必要。

社長になって思うのは、
情か理屈か、
どちらかを選ぶ話ではないということです。

情だけでもダメ。
理屈だけでも続かない。

だから僕は、
こう考えるようになりました。

情で動きそうになったら、一度止まる。
理屈で決めたら、人の顔を思い出す。

この一呼吸があるかどうかで、
判断の質は大きく変わります。


■ 迷った時は、「あとで説明できるか」。

それでも迷った時、
自分に問いかけることがあります。

「この判断を、
半年後の自分は説明できるだろうか」

感情だけで決めたことは、
あとから説明しづらい。

理屈だけで決めたことは、
気持ちの部分をごまかしてしまう。

時間が経っても、
自分が納得して話せるか。

それが、
ひとつの基準になります。


■ 判断は、人として残る。

決断の結果は、
数字や成果として残ることもあります。

でもそれ以上に、
「あの時、どう決めた人だったか」
という印象が残る。

情に流れる人なのか。
冷たい人なのか。
ちゃんと考える人なのか。

社長の判断は、
意外と長く、人の中に残っています。


■ 今日の問い

あなたが最近、
迷いながら決めたことは何ですか?

それは、
情に寄りすぎていませんでしたか?
それとも、
理屈に寄りすぎていませんでしたか?


✳️ 次回予告

🌱 第六回
決断を先送りにした時、起きたこと。

決めなかった判断の話を書きます。

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