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株式会社E.Tライフケアの恵本です。
全6回にわたってお届けしてきたこのシリーズも、今回が最後です。 これまで「命の時間」や「選択」について少し深い話をしてきましたが、最後は一番シンプルで、僕が今、最も大切にしている結論をお話しします。
■介護とは「問題解決」である
「本物の介護士とは何か?」 そう問われたとき、僕はこう答えます。
「普通の生活をするうえで、身体的・精神的な問題を抱える人たちの問題を解決すること」
世の中にあるすべての仕事は、誰かの「不安」や「悩み」を解決するために存在しています。 介護も全く同じです。特別なことではありません。
「誰のため?何のため?」という問いの先にあるのは、目の前の人が直面している「生活のしづらさ」という問題を、プロとしてどう解決するか。ただそれだけなんです。
■「しんどい」からこそ、価値がある
よく介護の仕事は「しんどい、つらい、大変、きつい」と言われます。 正直に言いましょう。それは仕事ですから、当たり前です。
もし、その仕事に「しんどさ」も「つらさ」も「大変さ」もなかったとしたら、顧客はそこにお金を払うでしょうか。
プロとして対価をいただくということは、相手が自分一人では解決できない「大変なこと」を肩代わりし、解決するということです。 そこに価値があるからこそ、僕たちは報酬をいただき、プロとして存在できている。
複雑に考える必要はありません。思考はシンプルでいいんです。
■思考をシンプルに、行動を誠実に
「もっと効率よく」「もっと楽に」「もっと自分らしく」 そうやって理屈や正しさに逃げたくなるときもあります。でも、そんなときこそ原点に立ち返ってください。
私たちは、誰の問題を解決しようとしているのか。 そのために、今日この1秒をどう使うと選択するのか。
仕事の本質は、常に目の前の「困っている誰か」の中にあります。 それを解決できたとき、相手に笑顔が戻り、その結果として「おかげさまで」という感謝と報酬(給与、成長、仲間、喜び)が自分に返ってくる。 この循環こそが、働くことの喜びだと僕は信じています。
■おかげさまで、共に歩む
全6回、お付き合いいただきありがとうございました。 僕自身も、かつては迷い、数字や理屈に逃げようとした一人です。でも、問い続け、選択し続けた先に、今の「シンプルに生きる」境地がありました。
これからも僕は、一人の生活支援援助者として、目の前の問題解決に向き合い続けます。 そして、この文章を読んでくださったあなたが、明日からの仕事に対して「よし、今日も誰かのために一肌脱ぐか」と、少しだけ軽やかな気持ちで一歩を踏み出してくれたなら、これほど嬉しいことはありません。
人生は、選択の積み重ねです。 今日という日を、誰のために、何のために使いますか?
おかげさまで。共に、前を向いて歩んでいきましょう。
せっかく踏み出した、その一歩。 次は、だれかを笑顔にするために使おう。
「誰のため? 何のため?」
ただやるだけの作業じゃない、本当の「介護(仕事)」へ。 その答えを、これから書いていきます。
新シリーズ:『魔法の質問 ― 本当の「介護」ができるまで』
5月15日(金)スタート