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🌎新連載:意味づけのプロフェッショナル 第3回 利他主義は「自分」を広げる

利他は、自己犠牲ではない

「相手のために動く」 「誰かを支える」

そう聞くと、どこか自分を後回しにして、我慢や犠牲を強いるようなイメージを持つ人が多いかもしれません。かつての僕も、そうでした。 自分のエネルギーを分け与えることは、手持ちのカードが減っていくような「消耗」だと思っていたのです。

しかし、本物の支援の現場に立ち、「意味づけ」を深く掘り下げる中で、僕は全く逆の結論に達しました。

利他主義とは、自分を削ることではありません。 むしろ、「僕という人間の可能性と視野を、爆発的に広げていく行為」そのものだったのです。

「自分の世界」が拡張する瞬間

自分一人のことだけを考えて生きているとき、僕の世界の境界線は、僕自身の皮膚のすぐ内側にしかありません。 自分の損得、自分の感情、自分の正解。 そこには安心はあるけれど、驚きや成長の余白はほとんどありません。

ところが、「目の前のこの人は、何を望んでいるのか?」「この人の人生に、どんな意味を添えられるか?」と本気で考え、動き始めた瞬間、境界線が溶け出します。

相手の喜びを自分のことのように感じ、相手の困難を解決するために、自分の中にはなかった新しいアイデアを絞り出す。 そのとき、僕は「僕」という小さな枠を超えて、相手の人生の一部を共に生きているような感覚になります。

利他的に動くことは、手持ちのカードを減らすことではなく、新しいカードを次々と手に入れていくプロセスなのです。

最高にエキサイティングな「挑戦」

誰かのために何かを成し遂げようとするとき、僕たちは普段以上の力を発揮します。 自分のためだけなら「このくらいでいいか」と妥協してしまうことでも、誰かの笑顔がかかっていると思えば、もう一歩先まで考え、もう一工夫を重ねることができる。

それは、義務感に縛られた苦しい作業ではなく、自分の限界を突破していく最高にエキサイティングな「挑戦」です。

「意味づけ」を変えるだけで、支援は単なる奉仕から、自分自身の可能性を試すクリエイティブな仕事に変わります。 相手が喜んでくれたとき、一番成長しているのは、実は僕自身なのかもしれません。

利他とは、究極の「自己研鑽」です。 誰かのために踏み出したその一歩が、巡り巡って、あなたという人間をどこまでも大きく、深く広げてくれるはずです。

あなたは今日、誰の世界と繋がって、自分を広げていきますか?


次回予告:第4回「スタッフと共に描くビジョン」

一人の想いが「意味づけ」を変える。それは素晴らしい第一歩です。 でも、その想いが会社のスタッフ全体に広がり、共通の指針として描かれたとき、現場の魔法はさらに大きな力を持ち始めます。

次回は、僕個人の想いをどうやって「チーム全体のビジョン」へと変えていくのか。

日々の現場の中で、共に働く仲間たちと共有し、育んでいきたい大切な価値観についてお話しします。

「僕たちの想いを、どう重ねるか?」

6月5日(金)公開予定。 お楽しみに。

 

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